税務申告におけるセカンドオピニオンとは
セカンドオピニオンとは、よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求めた「意見」、または「意見を求める行為」の事です。
医療の世界では既に当たり前に使われている用語で、最善の治療方法を選択する為に自分の担当医師以外の医師に対して診断方法や治療内容について意見をもとめます。
税務会計業界の中でも数年前から多く取り入れられるようになっております。
背景として、近年高度に複雑化している税法及び関連法規等に対して一人の顧問税理士の意見のみで税務上の判断をすることに不安を感じておられる方が増加している状況があります。
セカンドオピニオンとして新たに複数の税理士の意見を取り入れることで、より良い税務判断を選択できるようになるでしょう。
相続税におけるセカンドオピニオン
税務申告業務の中でセカンドオピニオンが最も効果を発揮するのは、相続税の申告です。
令和6年5月末日現在で全国に81,003人の税理士登録者がおりますが(日本税理士会連合会発表)、下記
の表のとおり相続税申告件数に対する税理士数は非常に少なく(年間一人当たり約0.603件)、相続税を専門に扱っている経験豊富な税理士でなくては適切な申告は難しいと言えるでしょう。
このような理由から、我々の業界では税務申告の中でも特に相続税に関しては10人が申告すれば10とおりの税額が算定されるといわれております。
弊所はセカンドオピニオンとしていつでもご相談に応じますので、お気軽にご連絡ください