独立資源とは、独立を実現するための資源であると同時に、独立を継続させ、事業を発展させていくための資源でもあります。
事業を料理に例えれば、独立資源は料理を作る素材。料理をする前に、今ある素材は何であり、何が足りないかを把握してから始めるように、例えば、何らかの資格があるだけでは駄目で、その資格を、どのように、どこで、いつ使うのか、そうしてプランを立て、初めて資格は独立資源になるのです。
このように説明すると、「私は資格もないし、独立資源なんて自分にはない」と思う方が殆どではないでしょうか。しかし、研究・開発、経理・人事労務、営業など、その素材を活かす方法を見つければ、それは独立資源となり得るのです。
つまり、独立のための資源は、実は、それを何に対して、どう使うのかさえイメージできれば、想像以上にたくさん自分の身近なところに存在するものなのです。
何れにしても、自分を冷静に分析し、自分が今持っている強みは何かをきちんと把握し、足りないものが何か、それをどう調達するかを検証することが大切です。