2.起業スケジュール
1. 独立・起業を決心
「なぜ起業するのか」、この回答を明確にし、"動機"を"信念"までに高めることが必要です。同時に起業に対する家族の同意を得ることも大切です。
2. 事業内容の決定
「どのような事業を行うのか」、「それは自分の強みを活かせるのか」、自分ならではの視点でビジネスの切り口を探さなくてはなりません。
3. 情報収集・調査
「なぜその事業なのか」、「その事業は利益をあげられるのか」、ビジネスは利益追求が目的です。いくら社会貢献が高い事業でも利益があがらなければ事業継続はままなりません。提供しようとしている商品・サービスの市場規模・将来性の把握、競合優位性・独自性の検討などを客観的視点をもって分析・検証することが重要です。
4. 事業形態の決定
「個人か」、「法人か」、個人で開業するか、法人(会社組織)を設立して開業するか、それぞれのメリット、デメリットを確認し、事業形態を決定する必要があります。
5. 営業場所の選定
例えば、小売業や飲食業では、店舗立地が1つの成功の鍵となります。競合店の状況や人の流れ、年齢層、所得者層等様々な方面からの調査が必要です。また、事務所、工場は、交通利便や周辺環境を検討することが必要です。何れにせよ、良い場所はコストがかかります。資金面を十分に検討することが重要です。
6. 事業計画書の作成
「資金はどれだけ必要になるのか」、「その資金はどのように調達するのか」、「またその資金はいつ必要なのか」は起業する上で最も重要なことだと言えます。起業後の事業経営における損益・資金繰り計画と合わせて十分に検討することが重要です。
7. 起業準備
資金調達、許認可、店舗・事務所運賃・工事、広告宣伝、仕入等、起業スケジュールに沿って準備を進めます。