【会計のきほん】2.法人税の計算
「利益」と「所得金額」の違い
損益計算上の利益 | 「利益」 = 収益 – 経費 |
申告書上の所得金額 | 「所得金額」 = 「利益」 + プラスの税務調整 – マイナスの税務調整 |
法人税が課税される「所得金額」は会計上の利益に税務上の調整を加えるため、会社の計算する利益と、申告する際の所得金額は違う金額になります。
(例えば、交際費や寄付金の支出の金額により、所得金額が変動する可能性があります。)
法人税額はどういう計算で算出される?
法人税額=所得金額×税率
税率は資本金1億円超の大法人の場合23.2%、グループ法人税制の適用を受けない資本金1億円以下の中小法人の場合、
所得金額が年800万円相当額以下の部分は15%、年800万円相当額を超える部分は23.2%です。(2025年3月31日までに開始する事業年度について適用)
(例)会社(資本金1,000万円)の当期利益が500万円の場合
法人税額 500万円×15%=750,000円
実際にはこちらに住民税と事業税が課税されます。(所得金額、従業員数、資本金等で実効税率は変化します。)