相続課税制度のポイント
相続税は、まず財産を評価・集計し課税の価格の合計額を求めます。次に、基礎控除額を差し引きした課税遺産総額を求めます。
基礎控除とは、法定相続人の人数によって決まります。計算の根拠は、5,000万円+法定相続人の人数×1,000万円です。相続人のうちに相続を放棄した人がいる場合は、その放棄がなかったものとして相続人の人数にカウントされます。また、相続欠格・排除となった相続人は法定相続人に含まれません。
課税遺産総額を法定相続分により相続したものと仮定し相続税の総額を計算し、各相続人が実際に取得した財産の割合に応じて、それぞれの相続税額を算出します。
これで、ひとまずですが、各相続人の算出された相続税額に対する加算と、相続税からの税額控除といった税務調整を行い、納付する税額を計算します。
ポイントは、財産の評価です。同じ土地でも相続の方法によっては相続税が大きく変わりますし、適切な評価をしておかないと、後でトラブルになったりと大変です。財産を貰うのも大変なんですね。
鎌形
DATE: 2012. 2. 24.